症例集

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叢生

叢生写真現代社会では食べ物がやわらかくなったために顎の骨の大きさが小さくて歯が生える隙間が足りなくなり、歯がお互いに押し合いへしあいしてしばしば歯並びがデコボコになってしまうことがあります。デコボコの歯並び(乱杭歯)の代表的なものに八重歯があります。 乳幼児の歯並び(乳歯列)は隙間があるのが普通ですが、最近では隙間のない乳幼児が少なくありません。そのために永久歯に生え変わる時に後から出てくる歯(上の犬歯)がはみ出し、重なり合って生えてくることがよくあります。これが八重歯です。日本では八重歯がかわいいと言う人もいますが、欧米ではドラキュラの歯といって嫌われます。 凸凹の歯並びでは見栄えが悪いだけではなく、歯磨きが十分に出来ません。そのため歯と歯茎にいつも歯垢(プラーク:細菌の塊)がついた状態になり、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)になりやすく、歯の寿命が短くなることがよくあります。

【成人の治療】顎の成長と歯の生え変わりを利用することが出来ないために、歯並びを整えるための隙間を確保する目的で、しばしば小臼歯などを抜歯することが必要になります。八重歯やデコボコな歯並びのために使われずに役立っていなかった歯が、矯正治療後には全ての前歯や奥歯で噛むことができるようになります。このため実際に食事をする際に噛むことが出来る歯の数は、以前よりも増えることになります。また、歯を抜いた隙間は完全に閉じてしまうので、矯正治療を受ける際の抜歯について心配することは全くありません。

【子供の治療】まだ小さいお子さんの場合は連続抜歯という方法があります。これは将来歯並びを整えるための隙間が足りない場合、乳歯から永久歯への歯の生え変わりを利用してある決まった時期に決まった順番で特定の歯を抜歯する治療法です。これにより将来の仕上げの治療期間を著しく短縮できるメリットがあります。 →子供の連続抜歯の症例はコチラ

デコボコで食事をしっかり噛めない

叢生症例 初診時10歳の女の子

『デコボコで食事をちゃんと噛んでないので将来が心配で、見た目も悪いので治してほしい』とお母様が彼女を連れて来院されました。

ヘッドギャーと11歳時の写真

写真左:上下の6歳臼歯(第一大臼歯)の関係がずれていたので、このずれを治すために自分で取り外し可能なヘッドギヤーと言う装置を就寝時に1年2ヶ月間使用していただきました。

写真右:11歳時です。当初、お母様には小臼歯を4本抜歯する必要がある旨説明しましたが、ヘッドギヤーにより上の歯並びに隙間が出来たので、お母様の希望により抜歯せずに透明な装置を付けてデコボコを治し始めました。

透明な一般的矯正装置での治療

透明な装置で治療開始後8ヶ月経過時です。
やはりデコボコを治すための隙間が足りず、当初の説明のとおりに上下左右の第一小臼歯を4本抜歯して治療を継続しました。

矯正治療終了後の保定装置

治療終了時です。治療期間は2年3ヶ月でした。治療終了後、歯の裏側には元の歯並びに戻らないように細いワイヤーの保定装置を装着して、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。

治療終了後の完成時

治療終了後5年4ヶ月経過時です。保定装置をはずしても歯並びはキレイな状態を保ち、全ての歯がかみ合わせに参加しています。小学生の時歯並びがデコボコだった少女は、とってもすてきな笑顔の女子大生になりました。これでお母様が心配されていた食事も『一生自分の歯で噛んで生活できます』と、喜んでいただきました。

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