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先天性欠如

生まれつき永久歯が6本ない

11歳で小学5年生の女の子の症例

かかりつけの小児歯科医に『生まれつき永久歯が6本存在せず欠如しているので近い将来に入れ歯を入れます』と言われ、本人が『入れ歯はしたくない、矯正で入れ歯を入れなくても済むように歯並びを治してほしい』とお母様と一緒に来院されました。

永久歯が生まれつきなかったことが判明

検査の結果上の左右第一小臼歯、左右第二小臼歯と下の左右第二小臼歯の合計6本の永久歯が生まれつき無いこと(先天性欠如)がわかりました。乳歯の奥歯を抜歯して第一大臼歯(6歳臼歯)を前に移動して、永久歯が欠損している隙間を閉じることにしました。透明な装置を付けて、治療を行いました。

矯正治療終了後に外国に留学

治療終了時です。治療開始後3年10ヶ月経過時です。当初2年6ヶ月の予定で始めた矯正治療ですが、他の病気で入院して手術を受けたために当院に来院できない時期が長期間あり、矯正治療期間が大幅に延期されてしまいました。歯の裏側には細いワイヤー(保定装置)を付けて、元の歯並びに戻らないように3ヶ月に1回定期検診のはずが、外国に留学してしまいました。『とにかく入れ歯にはならずに大満足です』と本人もお母様もニコニコでした。きっと外国でもキレイな歯並びと言われるはずです。

  • 一般的な矯正:600,000円

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

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