症例集

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開咬上下の歯並びの一部がかみ合っていない

開咬とは?

開咬の写真6~8歳頃前歯が永久歯に生え変わった時に、奥歯でかんで口を閉じても前歯や横側の一部が上下でかみ合わない(接触しない)状態を開咬と言います。開咬では前歯の位置が悪いために、口元が前に飛び出して見栄えが悪くなります。また、サ行の発音がうまくできなかったり前歯で食べ物をかむことが出来なかったり、時には歯の寿命が短くなることもあります。

歯の生え方に原因がある場合と上顎と下顎の骨の成長に原因がある場合があります。指しゃぶりや舌の癖などが原因で歯の生え方が不十分な場合にこれを放置すると、年齢とともに悪化して上顎と下顎の関係がずれてくる場合があります。5歳を過ぎても指しゃぶりが続いている場合には、これをやめることにより改善してきます。また、舌の癖があり舌で前歯を押している場合には、舌の癖を治すことにより開咬が改善します。
成人で上顎と下顎の骨の関係が大きくずれている場合には、外科的矯正治療と言って手術を併用した矯正治療が必要になります。外科的矯正治療に対しては、指定された医療機関で治療を受けた場合に限って、矯正治療と手術の全てに対して全額健康保険が適用になります。

前歯で噛めないことと、顎関節症が心配

22歳で会社員の女性の症例

『前歯で噛めないことと、顎関節症が心配です』と某大学病院口腔外科からのご紹介により来院されました。口が開かなくなって、某大学口腔外科を受診しました。大きく口を開けた時には上下の前歯の間には通常指が2~3本入るはずですが、口を大きく開けても上下の前歯の間に指が1本しか入らない状態になってしまったそうです。

MRIで顎関節症の診断

大学病院でMRIの検査の結果、両側顎関節症(復位を伴わない関節円板の前内方転位)と診断され、マウスピース(スプリント)を装着して口が開けられるようになったそうです。その後担当医から歯並びが悪いので顎の関節に無理がかかる可能性を指摘され、矯正治療を受けることを考え始めたそうです。

治療経過とレントゲン写真

上顎の横幅が下顎に比べて狭いので上顎の骨を横にひろげるために、上顎急速側方拡大装置を装着して20日間で1cm上顎と上の歯並びを横にひろげました。 その後ひろげた上顎に新しい骨が出来るまで、自分で取り外し可能な保定装置を装着してひろげた上顎が元に戻るのを防ぎました。

重症の開咬から矯正治療開始

上下の顎の骨の関係はかなりずれており、重症の開咬症例でした。透明な装置を装着して開咬を治しました。

治療後の美しい歯並び

治療終了時です。治療期間は1年4ヶ月でした。 歯の裏側には元の歯並びに戻らないように細いワイヤーの保定装置を装着して、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。前歯も奥歯も全ての歯が、かみ合わせに参加しております。『生まれて初めて前歯でお肉を噛み切れました』とかみ合わせが良くなって大変感激していただきました。

顎関節症の再発もなく歯並びも安定

治療後3年経過時です。 保定装置がはずれた後も歯並びは安定しており、顎関節症の再発もありません。

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