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乳歯が残っていてお困りの方へ

2018年8月20日(月)

上の写真の青い矢印の歯は、乳歯の犬歯が抜けずに残っていることを示しています。

右隣に生えている永久歯の犬歯と比べて、大きさが一回り小さいので乳歯の犬歯であることがわかります。

X-線写真で見ると、青い矢印の乳歯の犬歯は根が完全な形で残っています。

この方は先天性欠如といって、生まれつき永久歯の数が少ない方でした。

 

そこで、矯正治療する際にこの乳歯の犬歯を残してかみ合わせに参加させたのが下の写真です。

乳歯でも根がきちんとした形で残っていれば、

矯正治療でかみ合わせに参加させることができる場合があります。

但し、乳歯の寿命が永久歯と同様に長持ちするか否かは不明です。

 

かかりつけ医から骨が病的に吸収して歯を残せないといわれた方へ

2018年8月03日(金)

上の写真は、凸凹の歯並びを治してほしいと来院された女性の正面と上の歯並びの写真です。

上の歯並びの水色の矢印の部位に、反対側には生えている第二小臼歯が生えていません。

 

上のX線写真の水色の矢印の部位に、骨の中に埋まっていて生えてこられない右上の第二小臼歯があります。

C-Tで詳しく検査すると、小臼歯の周りの骨が病的に吸収してほとんど存在しません。

このような状態で小臼歯を残して矯正治療を行っても、矯正治療後に小臼歯を長く使うことができません。

そこで、上の写真のように小臼歯を左右ともに2本(上の小臼歯を合計4本)抜いて治療することにしました。小臼歯が全くなくなりましたので、代わりに左右ともに上の親知らずを残して使うことにしました。

下の歯並びは通常の矯正治療同様に左右各1本小臼歯を抜去しました。

上の写真は矯正治療開始から1年9か月後、治療終了時の歯並びです。

このように、上の左右小臼歯が全く存在しなくても矯正治療をきちんと行えば、自然できれいで健康な歯並びに生まれ変わります。

 

親知らずが傾いているので抜くといわれたが? 矯正治療を検討してみては?

2018年7月07日(土)

上の写真で、下の歯並びの一番後ろの歯をご覧ください。

左右どちらも前と内側に傾いているために、かかりつけの歯科で役に立たないので抜きますといわれました。

でも、左右ともに本来あるべき第二大臼歯がすでに虫歯のために欠損しています。ここでさらに一番後ろの親知らずを抜くと、下の大臼歯が左右各1本になってしまいます。

 

上の写真と同じ方の歯並びは凸凹がありす。

そこで、この凸凹を治しながら、下の左右親知らずを第二大臼歯の代わりにきちんと噛めるように矯正治療をすることにしました。

 

矯正治療をすることで、親知らずをかみ合わせに参加させてました。

これで、大臼歯は上下左右ともに2本あり、きちんと噛むことができます。

親知らずを抜く前に、一度矯正治療を検討されてはいかがでしょうか?

前歯の被さりが気になる方へ

2018年6月11日(月)

上の写真の歯並びは、上の前歯が下の前歯にかぶさっていません。

上下の前歯の先端同士がかみ合っている状態です。

この歯並びは、『切端咬合』と言って正常なかみ合わせではありません。

矯正治療で治すことが可能ですが、何らかの事情で矯正治療後にこのような切端咬合になってしまった場合、ご自身で取り外し可能な輪ゴムを使って治すことができます。

上の写真は、ご自分で取り外し可能な輪ゴムを開始してから2か月後の歯並びです。

上の前歯が下の前歯にかぶさっています。

この歯並びが正常なかみ合わせです。

前歯のかみ合わせが気になる方は、ご検討ください。

 

開咬の後戻りでお困りの方へ

2018年2月05日(月)

 左の写真は、ある患者さんの開咬の歯並びの矯正治療直後のかみ合わせです。

 左の写真は同じ患者さんの治療後1年経過時のかみ合わせです。

残念ながら、治療後1か月目からかみ合わせがどんどん浅くなり開咬が後戻りしました。

この開咬の後戻りは、上下の前歯の間から舌を前に出す癖が原因です。これを、弄舌癖といいます。

 

 左の写真は、別の患者さんの矯正治療前の開咬の歯並びです。

 

 左の写真は矯正治療で開咬を治した直後のかみ合わせです。

 

 左の写真は上の写真を撮影した日から4年経過したときのかみ合わせです。

とてもよく安定しています。治療直後よりも4年経過時のほうが、前歯のかみ合わせが深く見えます。

この方は、治療直後から舌を上下の前歯の間に出さないためのトレーニングを毎日5分以上行っています。

この舌のトレーニングを行うか否かが、開咬の治療後のかみ合わせを安定させるキーポイントです。

開咬の後戻りでお悩みの方は、ご相談ください。

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