トップページ >お知らせ

かかりつけ医から骨が病的に吸収して歯を残せないといわれた方へ

2018年8月03日(金)

上の写真は、凸凹の歯並びを治してほしいと来院された女性の正面と上の歯並びの写真です。

上の歯並びの水色の矢印の部位に、反対側には生えている第二小臼歯が生えていません。

 

上のX線写真の水色の矢印の部位に、骨の中に埋まっていて生えてこられない右上の第二小臼歯があります。

C-Tで詳しく検査すると、小臼歯の周りの骨が病的に吸収してほとんど存在しません。

このような状態で小臼歯を残して矯正治療を行っても、矯正治療後に小臼歯を長く使うことができません。

そこで、上の写真のように小臼歯を左右ともに2本(上の小臼歯を合計4本)抜いて治療することにしました。小臼歯が全くなくなりましたので、代わりに左右ともに上の親知らずを残して使うことにしました。

下の歯並びは通常の矯正治療同様に左右各1本小臼歯を抜去しました。

上の写真は矯正治療開始から1年9か月後、治療終了時の歯並びです。

このように、上の左右小臼歯が全く存在しなくても矯正治療をきちんと行えば、自然できれいで健康な歯並びに生まれ変わります。

 

ページトップへ