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親知らずは抜かずに使うこともある!

2017年7月10日(月)

親知らずはすべて抜くものと思っていませんか?

左の写真は明らかな出っ歯のかみ合わせです。

 

出っ歯の歯並びを治すために上の左右第一小臼歯(前から数えて4番目の小さな奥歯)を抜いて治療開始しました。

 

しかし、左のX線写真のシルエットを見ると、口元が前に飛び出ていて、あまりきれいな口元のシルエットには見えません。

 

左の歯並びのX線写真を見ると、上下左右の奥歯が各々2つそろって生えており(第一大臼歯、第二大臼歯)、さらにその後ろに3つ目の奥歯(親知らず)が上下左右に各1つ存在しているのがわかります。

そこで、上の前歯をさらに後ろに下げるために上の左右第一大臼歯(6歳臼歯)を抜去して、第二大臼歯(12歳臼歯)を第一大臼歯の代わりに使い、親知らずを第二大臼歯の代わりに使うことにしました。

 

治療後のかみ合わせは素晴らしくなりました。

 

口元のシルエットもきれいに整いました。

 

上の親知らずがかみ合わせに参加しようとしています。

下の親知らずは、左右ともに前に傾いてきちんと生える隙間がありません。

このような親知らずは、歯茎を腫らしたり虫歯を作る原因になることから、抜去をお勧めいたします。

 

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