症例集

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上下顎前突、口元が出ている

下唇が出ているのが気になる

22歳で看護士の女性の症例

『上の前歯のデコボコと下唇が出ているのがとっても気になるのですが治りますか?』と言って来院されました。

途中経過

左上の前歯(中切歯)の虫歯の治療を試みましたが、残して使うことが不可能と診断され抜歯となりました。抜歯した左上の前歯(中切歯)には、隣の右上の中切歯に接着した仮歯を入れてあります。右下は第一大臼歯が欠損して、ありませんでした。したがって、左の上と右の下の小臼歯は抜歯しておりません。

右上の第一小臼歯と左下の第二小臼歯を抜歯して、デコボコを治し前歯を後ろに下げる隙間を確保しました。 透明な装置を付けて、治療を行いました。自分で取り外し可能なヘッドギヤーという装置を自宅で使用していただき、上の奥歯が前にずれるのを防ぎました。

保定装置で仕上げ

治療終了後1年6ヶ月経過時です。歯の裏側には細いワイヤーの保定装置を装着して、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。左上の抜歯した前歯(中切歯)の位置に隣の前歯(側切歯)を移動して、かみ合わせに参加させています。『左上の前歯を抜かれたときはどうなることかと心配しましたが、こんなにきれいな歯並びになって口元まで良くなってとっても良かったです』と言っていただきました。

  • 一般的な矯正:600,000円

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

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